ミュージシャンに多い病気、ジストニアって病気知ってる?
みなさんこんにちは、yu-saです。
みなさんはジストニアという病気をご存知でしょうか?
実は、ミュージシャンに多い病気と言われていて、あのコブクロの小渕健太郎さんやゴールデンボンバーの鬼龍院翔さん、RADWIMPSの山口智史さんや[Alexandros]の庄村聡泰さんなどが闘病生活を余儀なくされています。
私はミュージシャンではありませんが、過去にストレスでジストニアに似た不随意運動という症状で通院したことがあります。
今回はその時の体験談も含めて、一度ジストニアという病気について理解を広めたいと思います。
お付き合いください。
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【目次】
ジストニアってどういう病気?
ジストニアとはどういう病気なのでしょうか?
ジストニアにはいくつか種類がありますが、今回はミュージシャンに多い局所性ジストニアについて述べていこうと思います。
まず、症状はこちらです。
・不随意で持続的な筋肉収縮が起きる
この「不随意で」というのは、自分の意思にかかわらず、ということです。
つまり、自分の意思と関係なく筋肉が勝手に収縮運動を起こすことが継続する、ということです。
もっと平たく言いましょう。
自分の意思と関係なく、指や手、首、喉などが勝手に曲がったり硬直するような、不規則な動きが起きる、ということです。
何だ、それだけ?と思う方もいるかもしれませんがこれが本当に辛い病気です。
例えば、ご飯を食べようと箸を持つ時。
手の指が勝手に曲がったりグーっと固まってしまうため箸を持つことも一苦労です。
また、寝る時。
寝ようとしても勝手に手首が曲がったりこわばったりを繰り返すのでなかなか寝れませんし、ストレスになります。
これがミュージシャンだったらどうでしょう。
ギターを弾く時も、自分の弾きたいテンポで腕や指を思うように動かせません。
いかに大変で辛い病気だか、少しはイメージしていただけたでしょうか?
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なぜミュージシャンに多いの?
では、なぜミュージシャンに多い病気なのでしょうか?
実はこの局所性ジストニアという病気、原因があまり分かっていません。
ただ、一説によると長時間、繰り返し同じような動きを繰り返すことが神経系に影響を与えてしまうそうです。
ミュージシャンにとっては、楽器を弾く時がまさにそれにあたるということは容易く想像できるでしょう。
ミュージシャンは同じ楽器を長時間弾き続けます。
それに伴い、手や指はほとんどずっと似たような動きを繰り返すことになります。
これがジストニアの発症につながると言われているのです。
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局所性ジストニアの治療法は?
この局所性ジストニアという病気、先ほども述べた通りあまり詳しいことが分かっておりません。
ただ、筋肉の痙攣や痛みを和らげたり取り除くための治療法はいくつかあります。
まずは薬物治療です。ある薬物が神経系のバランスを整え、ジストニアの症状を和らげるケースが報告されているようです。
ただ、これにはもちろん個人差があります。薬の効果や、効果が現れるまでの期間にも差があります。
まずは罹患者と相性がいい薬をうまく処方していくことが重要になっていきます。
次に、ボツリヌス療法です。
ボツリヌストキシンという薬物は筋肉の収縮を和らげる作用があり、美容などにも用いられます。
これを筋肉に注射することで筋肉が意思と反して収縮することを防ぐことができるそうです。
そして最後に、外科的治療です。
該当箇所の筋肉につながる神経組織を切断することで、いくつかの箇所に有効であるとされています。
薬物治療の効果がなかったり副作用が強すぎる場合に用いられるようですが、長期的に効果があるわけではなく、なかなか難点もあるようです。
他にもストレスが原因となるとも言われており、ストレスコントロールなども有効なようです。
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過去にどんな著名人がかかっている?
さて、このような局所性ジストニアに罹患したことのある著名人にはどんな方がいらっしゃるのでしょうか。
2011年8月、発声時頸部ジストニアであることを公表し活動を一時休止していました。
2012年4月に活動を再開されているので、治療に専念した甲斐があってかそれなりに早く回復されたようです。
2012年8月に小渕さんと同じく、発声時頸部ジストニアであることを公表されています。
2016年5月にはご自身のブログでジストニアについても少し触れています。
2015年9月、持病である局所性ジストニアが悪化したことを受けて活動休止を発表されています。
現在もRADWIMPSはサポートドラマーを二人迎えて活動していますが、いち早く回復される子を祈っております。
・[Alexandros]の庄村聡泰さん
2019年、局所性ジストニアの診断を受け6月から活動を休止しました。その後2020年1月、[Alexandros]を勇退されており勇退後はファッションプロジェクト「SNACK NGL」やパフォーマンスグループ「不楽、足る。」のプロデュース活動を行なっております。
2017年12月、自身のブログでジストニアであることを綴っています。
このブログを通してメンバーやスタッフも知ることになったそうで、相当辛い思いを抱え込んでいたんだと思います。
その後活動休止期間を経て、2019年1月、無事活動を再開されています。
・Aqua TimezのTASSHIさん
Aqua Timezの解散ライブの直前、2018年11月にファンクラブサイトにおいて、数年前から左腕に局所性ジストニアを患っていることを報告されています。
解散後は治療に専念し音楽活動からは離れられているそうです。
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yu-saの体験談
冒頭で少し触れましたが、私も過去に似た症状で通院したことがあります。
それが起きたのは高校時代、大学受験に向けて必死に勉強していた時のことです。
勉強している時にどうしてもわからない問題があったり、やりたくないという気持ちが強くなった時に、意図せず指が勝手に動くのです。
勝手に動くというか、勝手に力が入ってぐーーっと握り拳が出来上がるのです。
さらに、腕が勝手に捩れるような動きをしたり、舌にぐーっと力が入って前に突き出すような感じです。
とても怖いし気持ち悪いしで、勉強どころじゃないしで本当に不安でした。
数日経っても続くし、夜もなかなか寝付けないので親に相談して脳外科医に診てもらうことにしました。
結果から言うと、「こういった症状は原因がよくわかっていないことが多く、ストレスが原因だと思われる。病名をつけるのなら不随意運動になるのかなぁ…。もう少し詳しい病院で脳波の検査をしておきましょう」と言われました。
ジストニアのことは病院に行く前に自分で調べて知っていて、聞いてみたのですがなかなか診断も難しいんだとか。
その後、少し大きな病院に行って脳波を調べてもらいましたが異常も出ず。
結局、症状が出た時にそれを抑えるための薬をもらって経過観察となりました。
その薬がお守りがわりになったのか、多少症状が出ても乗り越えることができ、受験後はストレスが解消されたのかぴたりと症状がなくなりました。
もちろん、ミュージシャンの方がなられるのはもっと重いものが多いようですので分かった気になろうという気はさらさらありませんが、あの独特の不快感を少しは味わっているつもりです。
今現在も闘病されている方々の早い回復を祈っております。
終わりに
今回はミュージシャンに多いジストニアという病気についてまとめてみました。
明日以降の更新予定はこちらです!
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